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- 古着の知識は勿論、色々な服の知識をお持ちのBOBさんですが、服に興味を持ちはじめたのはいつ頃ですか?
- BOB:
- 僕が服に興味を持ちはじめたのは中学1年の頃。たいがい遊ぶ時も制服を着ていたので、その人のお洒落度を測ると言えば足元しかなかったんですよね。いかに洒落たスニーカーに制服を合わせるか。そういう所からファッションに目覚めていきました。そんな頃、僕が一番最初に購入したスニーカーはadidasのスタンスミス。このスニーカーだけは今でも本当に忘れられない。まさに永遠の定番スニーカーといった所でしょうか。その後はスーパースター、カントリーといった流れで購入していきました。今思うと当時はadidasが多かったかな。その後、中2になった頃から周りでスケートブームが到来し、その影響で僕もVANSのアガーなど履いていました。それと平行してPUMAやNIKEなど様々なブランドのスニーカーも購入する様になり、まさにシューズを軸としたファッションでしたね。当時はとにかくシューズが好きだったんです。その頃からですね、だんだん洋服にも興味を持ちはじめたのは。当時は古着やアメカジが全盛期だった頃で、取りあえずリーバイスを買っておけば間違いないという感じでした。近所に当時のBOONなどにも紹介されていた有名な古着屋があり、そこには何度も足を運びましたね。スタッフの方もカリスマ性の高い人が多く、地元の人間は皆そこでファッションのノウハウを学んでいたんです。当時は古着=ヴィンテージと称される程の

- ヴィンテージ全盛期で、ファッション性云々よりも知識があってナンボみたいな感じでした。いかに周りの人間よりもいいデニムを穿いているか、いかにレアなスニーカーを履いているかが勝負だったんです。もう見た目の格好良さなんて二の次でした。もちろん、おかげで知識だけは嫌でも身に付きましたけどね。それからはスニーカー同様、本当に様々なスタイルを通ってきました。スケートと古着のミックススタイルから始まり、中3になると当時のブリットポップのヒーロー的存在だったオアシスやブラーなどイギリスのロックバンドに目覚め、僕もその洗礼を受けてUKロックにどっぷりハマりましたね。聴く音楽は勿論のことファッションにもこだわり、それこそM−51のモッズコートに足元はDr.マーチン、他にもフレッドペリー、メルク、ベンシャーマンといった完全なモッズスタイル。今思うとファッションに興味を持ったきっかけは古着ですが、洋服って面白いなと思い始めたのはこの頃だった気がします。元々古着を着ていたのも、それが当時の当たり前のスタイルだったからで、自分の意志でこういうスタイルをしたいと初めて思ったあの感じは、その時が初めてだったと思います。この後は何でもかんでも着るようになり、それこそ一年毎に格好が変わっていましたね(笑) 基本的にカルチャーからファッションに入ることが多いいんですが、多趣味が祟って色々な洋服に手をつけていましたね。ミーハーな為に格好から入ってしまうんですね(笑) ですが三つ子の魂百までもじゃないですが、最初に入ったのが古着だったので結局どの服をみても根底は古着なんだなって今では思ってます。
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- LOSTHILLSで働くことになったきっかけは?
- BOB:
- LOSTHILLSに入る前、ちょうど21歳の頃から某セレクトショップで働いていたんですが、実を言うと特に洋服が好きで働いてたという訳ではありませんでした。この頃は色々な事に興味があって、その中の一つが洋服だったというだけで。そんな軽いノリで入ったんですが、働いていくうちに自分は洋服が本当に好きなんだなって気づいたんです。ですが僕がLOSTHILLSに入ったきっかけというのは古着がすごい好きだからという訳ではないんですよね。もちろん古着の知識にはそれなりにありましたし、LOSTHILLSは好きなショップでしたが、1番の理由はヴィンテージショップ特有のインディペンデント精神に魅かれたからなんです。自らの手で多くの事に携わり、何かを形にする事の面白さはここでしか味わえないと直感しました。きっと自分から発信出来る場所を探していたんだと思います。
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- BOBさんが好きな古着のスタイル、好きなアイテムは?
- BOB:
- そうですね、あえて言うならミリタリー、アウトドア、ワークの3スタイルでしょうか。これには理由があってファッションとは相反する話になってしまいますが、一言で言うとこれらのスタイルにある“ギア的”な要素に魅かれるから。ミリタリー、アウトドア、ワークというスタイルは、もともとはお洒落がどうのこうので作っている服ではないですよね。例えば作業着としての使用目的があってこその服じゃないですか。そういうところに何かしらのリアリティーを感じるんです。ジャンル抜きにして、そういうリアリティーを感じる服に魅かれますね。そう考えるとミリタリー、アウトドア、ワーク、この3スタイルはセットなんじゃないでしょうか。ファッション度外視のそういった“ギア的”な洋服をいかにファッションに落とし込むかに楽さを感じます。普通に考えて軍服なんてお洒落着として着るなんてちょっと間抜けな話。それをクールに着こなしてるバンドマンがいたり、そういうギアをファッションとして着こなす事が出来るのが古着の楽しみ方の一つだと僕は思います。