A Heart To Feel / BRAITONE
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A Heart To Feel / BRAITONE
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洋服に興味を持ちはじめたのはいつ頃からですか?
坂野:
自分で洋服を買い始めるようになったのは中学生の頃です。それまではだいたい両親が買った物を着ていたんですが、どうしてもPOLOや古着のジーパンが欲しくて、なんとかしてお金を貯めて買ったんです。そうして自分で洋服を買うようになって初めて洋服に興味を持つようになりました。最初は周りの先輩や好きな映画やアーティストなどを真似するところから始め、古着を中心にジージャンやジーパンなど買っていました。ただお金もそれほどない時期だったのでビンテージ品などの高価な物は買えませんでしたけどね。それから高校生になり本格的に古着を集め、スニーカーなどにも興味を持つ様になりました。当時は今程情報の無い時代ですから、古着をベースにしながらも海外アーティストなどを参考にしてビースティーがアディダスのキャンパスを履いていれば僕も欲しくなり、かといってパンクやアメカジが流行った時はラバーソールやエンジニアなども履いてみたりと、もうバラバラの古着ミックススタイルでしたね。あまりファッション誌を読んでこのスタイルがどうのこうのっていうのはほとんどなかった。ドメス系のブランドにはほとんど興味がなかったんですよね。というより知らなかった。当時ドメス系といえばモードやDC系の方が先行していて国内ストリートブランドの文化はそんなに根付いて無かったんじゃないかな。ただ唯一パンクだけは気になっていました。今覚えてるところだとミルクやヒステリックグラマーといったブランドが初めて意識して買ったドメス系ブランドかな。今では想像もつかないような格好でしたね(笑)。
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デザイナーになろうと思った一番のきっかけは何ですか?
坂野:
最初はデザイナーになろうなんて全然思ってなくて、好きな服を着て好きな環境で働けることに満足していましたが、以前働いていた会社の社長に会って、その人がやっているデザイナーという仕事を間近で見させてもらい、初めて仕事として意識するようになりました。完全に触発されましたね。それから少しずつデザイナーというものに興味を持ちはじめ、いつしか独立しブランドを立ち上げるところまで来たんです。原宿にいた周りの友達も皆その流れの中にいたので、この流れは必然なんだと思ってましたね。
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これまでで一番苦労した事は何ですか?
坂野:
やはり立ち上げの頃が一番きつかったかな。当たり前ですが最初は僕一人しかいないので、営業も納品も生産もデザインも全て一人での作業でした。それから1年くらいはそんな生活が続いていて、でも手伝ってくれる仲間がいたので何とか続けることが出来ました。やはり思うのは、続けるという事が一番大切で一番難しい事だと。最初は一人で出来る仕事だからこそ独立できたのですが、やはり一人の力だけじゃ限界もあります。今までも困難な時は周りのスタッフや友人に支えられてきました。これからも周りのみんなと共に妥協する事無く続けて行ければと思っています。
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服作りにおいてデザインソースはいつ湧いてきますか?
坂野:
僕はけっこう慢性的なタイプで頭の片隅でいつも考えています。逆にそれをまとめるのが大変でその為に1〜2週間は家にこもる時間をつくります。そうしてわざと集中させるタイプなんですよね。デザインソースは好きな映画や小説、音楽など様々ですが、生地、縫製、ステッチ、コストパフォーマンスなどこれまで培ってきたものをそこに加えて作りたい洋服のディテールに落とし込みます。そこでは考えると言うよりも、普段から書き留めていたメモや考えを広げたり、グラフィックイメージになる様な洋書や写真集などを組み合わせたりなど、これまでの考えをまとめ抽出する為の1〜2週間なんです。この時期つらいのはそれまでに集めた資料や洋服で部屋中が凄い事になります(笑)。それ以外の時間はパソコンの前にいるよりも、人にあったり実際の洋服を見ることの方が多いかな。何かに触れている方がインスピレーションは湧きやすいですしね。感じる事も重要な仕事だと思っています。
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デザイナーにとって一番大事なものはなんだと思いますか?
坂野:
洋服が好きなこと、そして何かを吸収する為に常に感じようとする姿勢が大切だと思います。映画を見ても小説を読んでも人と会ってもそうですが、そこから感じとることが常に仕事だと思ってますし、それを得る為に何かをすることを僕は大切にしています。例えばやることがなかったりするのであればパソコンの前で何かを考えるよりも、人と会ったり色々な物に触れたりすることの方が少しでも何かを感じとれるチャンスがあるはず。その抽象的に感じた何かを現実的なことに落とし込むことが先ほど言ったまとめる1〜2週間であって、僕はその感じてそれを具体化するというルーティーンを繰り返してるだけなんです。
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